タンツ・ムジーク

音楽めもです。

矢野顕子 「Welcome to Jupiter」9/16リリース

 少し前に報じられてましたが、矢野さんの新譜が9/16にリリースされるとのこと。

 


矢野顕子 - ニューアルバム「Welcome to Jupiter」 【Trailer Movie】 - YouTube

基本的に多作な方なんだろうけど、この年代のかたで(60歳)未だに年に一枚、新譜をリリースする人って他にいるだろうか。

 

レーベル移籍後の第一弾オリジナルアルバム『飛ばしていくよ』(2014)は、聴いててすごく嬉しい作品でした。エキセントリック アッコちゃん、至極の美バラード(「Captured Moment」が素晴らしい!)、クリームシチューあったか~い系などなど、YMOブイブイかましてた時代のおきゃんな矢野さん復活!て感じで、原点回帰と感じた往年のファンの方は多かったのではないでしょうか。

新作のラインナップを見ると、その勢いが更に増してるような気すらします。

トレーラーのバックに流れているのはシュガーズ・キャンペーンの掟さんに似てる方=seihoアレンジによる「TONG POO」のセルフカバー。

ジャケットの手前にある白黒ブロックのような美術セットは鍵盤を見立ててるのかな?
「オトナテクノ」というフレーズは少しこそばゆいですね。けどまあ、確かに矢野さんの音色に引っかかるのは、間違いなく「大人」世代なんでしょう。
あいからわず新しい才能とのコラボレーションに積極的ですよね。肉食だなあ~。tofubeatsによるタイトル曲と「モスラの歌」のカバーが楽しみです^^
 

 

 

 


Akiko Yano -Tong poo - YouTube

矢野顕子「TONG POO」(1980)
ちなみにこちらは超名盤『ごはんができたよ』収録版の「TONG POO」。
YMOの原曲に歌詞をつけてカバーした1980年版を更に2015年にリメイクということになりますね。
でもって、 これまた超名盤『愛がなくちゃね。』(1982年)にてカバーしてた「悲しくてやりきれない」(オリジナルはザ・フォーク・クルセダーズ)のセルフカバーも収録とのこと。え~、アレ以上のアレンジってあるのかなあという懸念は正直ありますが。
 

 

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高野文子「たあたあと遠くで銃の鳴く声がする」】

80年代の矢野さんの音楽って、高野文子の漫画みたいだよねえ、なんて、わたしに矢野顕子を教えてくれた友達と昔よく語らったものです。

そのムードを2015年に、しかも新作で感じられるのが嬉しい。

 

 

 

 

 


矢野顕子 &中森明菜 - 春咲小紅 - YouTube

 

今回のリリースとは全く関係ありませんが、なぜか中森明菜と矢野さんがコラボしてる、誰得な映像を見つけました。こ、これは下手したら今風で言う公開なんちゃら…。なんとかメロディーは追ってはいるけれどテクノサウンドにノリきれない明菜がもどかしいですね…!無理して笑わなくたっていいんだよ…と思わず声をかけたくなる笑
 誰が歌ったってウキウキでご機嫌なコスメティック・ソングの「春咲小紅」がこんなにも湿っぽくなるとは。一体なんのために明菜ちゃんは己の陰湿さを図らずもさらけ出す羽目になったのでしょう。むしろ、元気になる為のセラピーだったのカナ…。なんつって。