大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki
大貫妙子トリビュート・アルバム Tribute to Taeko Onuki(2013年)
ディスク:1 |
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1. 岡村靖幸+坂本龍一 「都会」 |
2. THE BEATNIKS(高橋幸宏+鈴木慶一) 「LABYRINTH」 |
3. やくしまるえつこ 「ピーターラビットとわたし」 |
4. KIRINJI 「黒のクレール」 |
5. ハナレグミ 「Happy - go - lucky」 |
6. Salyu×小林武史 「What to do 'cause love you」 |
7. 宮沢和史 「夏色の服」 |
8. 寺尾紗穂 「Rain」 |
9. 奥田民生 「突然の贈りもの」 |
10. 松任谷由実 with キャラメル・ママ 「色彩都市」 |
ディスク:2 |
1. 竹内まりや 「突然の贈りもの」(1978) |
2. ラジ 「風の道」(1979) |
3. 矢野顕子 「海と少年」(1986) |
4. EPO 「横顔」(1987) |
5. 薬師丸ひろ子 「色彩都市」(1988) |
6. 中谷美紀 「夏に恋する女たち」(1999) |
7. 山弦 「蜃気楼の街」(2002) |
8. 原田知世 「色彩都市」(2007) |
9. 土岐麻子 「都会」(2008) |
10. 大橋トリオ 「突然の贈り物」(2010) |
11. 青葉市子 「3びきのくま」(2012) |
ディスク1は今回新たに録音されたもの、ディスク2は既存のカバー曲、という2枚組構成の大貫妙子40周年記念カバー・トリビュート。
奥田民生の「突然の贈り物」はアレンジ含め民生節としか言えないそのものな仕上がりであったり、ユーミン・薬師丸ひろ子・原田知世による「色彩都市」は三者三様でたいへん面白かった。ユーミンの圧倒的な個性も、ひろ子の瑞々しい伸びやかなボーカルも最高だわ。それ以外にも曲かぶりが多いので聴き比べが出来るというのが、このトリビュートの特色。
わたしが取り分けシビれたのは高橋ユキヒロと鈴木慶一のユニットTHE BEATNIKによる「LABYRINTH」。原曲をこの度はじめて聴いてみたら元々とてもかっこいい曲だったのだけど、低音の部分や現代的なテンポの解釈によってより洗練されたアレンジになっていることが確認出来た。熟練のデカダンな雰囲気といい、80年代真っ盛りなトンガった時代の楽曲のチョイスが光っていた。
これくらいしか貼れるような音源がなく。大橋トリオ版「突然の贈り物」。
いつだって嘘だけはいやなの
という歌詞が特別に響くだなんて、わたしもまだまだ青いなと思う。